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クリスタルのかけらに眠る勇者の心

クリスタルのかけらに眠る勇者の心

黄昏ホテル

「黄昏ホテル」篠田真由美 他19名

黄昏ホテル

 「黄昏ホテル」という共通の舞台設定の中で、20名の作家が、それぞれの持ち味を生かした短編を競作している。
 雰囲気も作風も全く異なるストーリーであり、ミステリ短編から幻想譚、ドタバタまで、幅広いジャンルの作品が網羅されている。バラエティある反面、読み手の好みによる好き嫌いがあるだろう。
「夜の誘惑」近藤史恵:いやあ、すっかり騙された。ラストが光る。
「セイムタイム・ネクストイヤー」加納朋子:何を言わずとも、加納朋子節。泣かせるいい話。
「神輿と黄金色のパイン」笠井潔:安楽椅子もの。安易だけどいいねえ。
「トワイライト・ジャズバンド」山田正紀:気が狂ったのか?駄作の下。腹が立つ。
 7編ほど、幻想的(悪く言えばシュールっぽく、ようわからん)ストーリーもあり、ミステリ作家の名前が並んでいるけど、ミステリのアンソロジーと思って読んではいけない。





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